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PS2バックアップマニュアル

せっかく高いお金を出して買ったゲーム...
ある日突然、ディスクに傷が付いて遊べなくなったらショックですよね?

それを防ぐ為にバックアップしようと考える訳ですが、PS2のゲームには
コピー対策が行われている為、思うようにバックアップできずに
悩んでいる、という方はいらっしゃるはず。

若しくは、PS2用のフリーのゲームやエミュがP2Pなどで
出回っていますが、あれらを動かすには上と同じコピー対策を
乗り越えないといけない為、諦めている方もいらっしゃると思います。

そこで、このマニュアルを差し上げます!

はじめに

PS2のゲームをエミュで遊ぶのは2006年7月1日現在不可能です。
その理由を簡単に書くと、今のPCではPS2エミュを動かせるだけの
パワーがないからです。
それに、DVD形式のゲームを焼くならDVDが焼けるドライブを
持っていないといけません。
SCPH-50000より前の場合はDVD-Rを、それ以降はDVD-RかDVD+Rです。
(たまにCD形式のゲームも見かけますが...。)

また、このマニュアルの作者である「試運転」自身は、
このマニュアルにある作業をを実際にやった事はありません。
というか、PS2自体持ってない (爆

実は、DCのバックアップの参考にしてもらう
(圧縮ファイルの事とかディスクイメージの事とか)ために、独学で学んだ事を
書いただけです。
なので、明らかな間違い等、あるかもしれません。

DCに関しては、別途用意してあるのでそちらをご覧ください。

圧縮ファイル

まずはこれが分からないと話になりません。(ツールも解凍出来ないしね。)
ファイル名の最後にこんな文字がありませんか?

.gca以外は、そこら辺のツールで解凍できます。
gcaだけは専用のツールが必要です。

プロテクト

さて、これから吸い出したりする時に必要になるプロテクトに関する
お話です。

PS2のプロテクトですが、これは特殊な方法
(といっても、DCとかGCとかほど特殊な訳じゃありません。)
を使っています。

詳しく書くと、通常、ディスクの最内周の部分は使われていませんが
(正確に書くと、先頭16セクタが将来の拡張用に予約されている。)
PSでは識別情報が書かれていて、それでコピーを見破っています。
ちなみにDCの場合は、ここに初期化コードが書かれています。

ディスクイメージ

ライティングソフトは色々ありますが、次のものが一般的です。

全てのライティングソフトで扱える共通のイメージが、.ISOです。

ちなみに、独自規格のディスクイメージの場合、
Daemon Tool (仮想的なドライブを作成するツール。)に突っ込み、
ライティングソフトのrawモードを使って焼く、という荒業で
バックアップできる物があります。(あまり推奨できませんが...。)

!!!!注!!!!
.ISOファイルは国際標準化機構が定めた形式で、
この形式を読めない機械なんて殆どありません。(Townsとかは除く)

工作

プロテクトやライティングソフトの事が分かったら、
いよいよバックアップに移ります。

吸出しはライティングソフトの案内通りにやればまず平気です。
リードエラーは、先頭の始まり方がおかしいという物だったら
無視しておけば良いです。

ですが、いくつか注意する事もあり...例えばDVDの2層の場合、
成功する確率が非常に低いです。(DVD+R DLとかを使っても、です。)
一見成功したように見えても、それは1層目のデータだけしか
使っていないからで、2層目のデータを読みに行く段階になって
コケます。(運が悪いと、起動自体しないらしい...。)

あとネットやHDDを使うゲームは、ライセンス情報とかに注意しないと
遊べなくなるそうです。(詳しくは、それ系のサイトへどうぞ。)

ライティングの場合も基本的な事(使うドライブとメディア)
に注意して、ライティングソフトの案内に従えば問題なく焼けます。

起動

ここから先は、無事焼けたものとして話を進めます。
一度やってみればわかるのですが、焼いたディスクをそのままPS2に
突っ込んでも「規格外のディスクです」って怒られてしまいます。
「クソニーの分際で!」ってキレたら負けです(爆

これはさっきの解説の通りで、そのままでは起動できません。
では、どうしたらいいのか?本体を騙すしかありません。

かつては、MOD Chipというチップを用いて起動するのが主流でした。
しかし、99年10月に施行された不正競争防止法により、国内では
姿を消してしまいました。(小波は今でもRHPかけてるんだろうか...?)

この後、主流になったのが紹介するマスターディスクでやる方法です。
代表的なのは2つあり、ひとつはプロアクションリプレイ(以後PAR)
そしてもう一つがSwap Magic(以後SM)という物で、
PARに関してはVer.1.6jのみ可能です。
(それ以外でも出来ない事はありませんが、無謀すぎます。)

本来PARというのは、ゲームのセーブデータを弄って楽をするソフトです。
簡単に言えば、裏技詰め込みソフトです。

なのに、なぜコピーが動くのか?
なんでも偶然発見されたそうで、この事が関係しているのかVer.1.6jは
すぐに生産中止になってしまい、ヤフオクあたりで出品を待つしか
ない状況です。

もう1つのSwap Magicは、ヤフオクや通販などで入手可能で、
比較的容易に入手できます。起動の手順もこちらの方が簡単です。

詳しい起動法とか、Verによる違いなどは、詳しいサイトがたくさんある
ので、そちらをご覧ください。

起動は出来ましたが、どうやって交換しましょう?
イジェクトボタンを押す?

だめです。
なぜならせっかく起動ディスクで本体を騙しても、取り出しボタンを
押した時点でリセットされてしまうからです。

そこで
「本体に気付かれないようにディスクを交換する」
という無茶な事を要求される羽目になります。しかしそれも、
いくつか方法があります。

交換方法

ちなみにSCPH-7x000だと、もっと簡単に出来るらしいです。
ただし、SCPH-7x000系では動かないソフト、
SCPH-10000じゃないと動かないソフトがあるので注意。

なお、これらの方法を用いる時は、だいたいPS2の封印シールを剥がして
作業する事が多いと思いますが、剥すとSONYにサポートを拒否されますので
ご注意ください。
(某大手サイトでは「はがさなければ良いんですか?」と言いつつ、
「穴をあければ剥がさなくても分解できますからね。」とか
馬鹿な事やってましたが...。)

それぞれ長所短所があるので、ご自分にあった方法を見つけてください。

最後に、PARとか、SMのディスクイメージがP2P上で流れてますが、
DLするだけ無駄なのでやめましょう。

先にも述べたように、PSとPS2のゲームのマスターには、通常のディスク...
 
 
 

え?もういいって?こりゃ失敬w

まぁとにかく頑張って焼いても骨折り損になるだけです。

いかがでしたか?これで少しは、PS2ソフトのバックアップについて
お分かり頂けたんじゃないかと思います。
それでは、がんばってください。成功する事をお祈りいたします!

Copyright (C) 試運転

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